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問題文を見ると、変数らしい設定が何もありません。
自分で分野や変数を設定し、その設定の中で立式・処理を進めていく力は言うまでもなく重要です。
標準的な問題では「~~を \(x\) とする」というように、変数の設定が問題の中で与えられており、どんな文字をベースに立式していくかが明確であることが多いです。
しかし、問題が難しくなってくると、この変数の設定が解く側に課せられることになります。
問題を作る方からすれば、「問いかけ方」というのは自在です。
この問いかけ方の匙加減一つで問題の難易度や正答率は変わってくるほどです。
数ある問いかけ方の中で、本問のような問いかけ方で出題したということは、上で述べた「設定力」を見たいという東工大の気持ちの表れのように思います。
(深読みしすぎ?大袈裟でしょうか?)
結果的に本問はそういった設定力、特に「変数の設定」に関する力が試される問題です。
設定だけでなく、設定した後の処理に関しても重要な要素が入ってきます。
(以下ネタバレ注意)