全体像は
問題のシチュエーションを軽く図示してみます。

点 P を摘まんで、ずらしていく
というイメージの歪んだ八面体が今回の相手です。
(1) について

というように y 軸が目に突き刺さる方向に目線をもってきてくださいという問いかけです。
これに平面 \alpha を追加します。
もちろんこの方向から見た平面 \alpha は直線状に見えるでしょう。
N を通り、直線 AE に平行であるということを考えて、平面 \alpha を追加して考えてみると



という p の値によって3パターン考えられます。
(2) について
切り口が八角形ということをどう噛み砕くかですが、
平面 \alpha と八面体とぶつかる辺との交点が、切り口の頂点である
と捉えれば、結局は
平面 \alpha と、交点をもつ辺が8本であればよい
と翻訳できれば前進です。
「平面 \alpha と、どの辺がぶつかるか」については (1) で図示した絵が強力にサポートしてくれます。
(3) について
まずは題意の切り口の八角形がざっくりと

のようになったとします。
M や N がこの八角形の頂点に含まれることについては大丈夫かとは思います。
M , N は z=0 上の点であることに注目します。
今、z \geq 0 のときを考えるので、

のように下半分を切ってしまいます。
次に y \geq 0 を考えるにあたり、y 軸 , z 軸を書き込みます。

y \geq 0 , z \geq 0 の範囲にある頂点は
\alpha と辺 PB , PC との交点
であり、それらを Q , R とおいて話を進めていくことになるでしょう。
全体的に
この方向から見るとどうなるかな?
というように目線を移動して平面に落とし込むことで、見づらい立体を何とかとらえようとすることの有効性を教訓として含んでいます。
3次元だとよく分からなくても、
- 真正面から見るとどうなるか?
- 真上から見るとどうなるか?
など目線を動かして、部分的にでも分かることを発見していくという姿勢が大切です。
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