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整式の割り算をベースにした問題で、最後は3次方程式の実数解の個数に帰着します。
2,3年ほど前の凶悪なセットをガンガン出題していた頃からすると拍子抜けしてしまうレベルで、実際に割り算をし、余りを導出して手なりに状況を翻訳していけば、特別なことをせずとも解決できる問題です。
あまりに捻りがないため、逆に勘繰ってしまいますが、凝ったことをやろうとして時間をかけるよりも愚直に進めた方が得策です。
(1) が (2) のどこかで効いてくるのかと身構えたかもしれませんが、劇的に効いてくる様子もなく素直に手を進めていくうちに終わってしまうでしょう。
文字を含んだままの計算にはなりますが、計算量もそれほど多くはないため、何が言えればよいかを見失わなければ十分に確保できますし、確保したい問題です。
この問題で勢いづいたという受験生も多かったと思われます。
(少なくとも合格者の多くはこの問題で勢いづいたことでしょう。)