絶対値付きのシグマによる関数【2010年度 産業医科大学】
問題はこちら(画像をクリックするとPDFファイルで開きます。) よく出てくるテーマです。 手を動かして実験してみると、難関大志望者なら、要領はつかめると思います。 頭の中で理解していても、それを紙面に表現できるかは別問題です。 受験生にやらせてみると 「う~ん、言いたいことは分かるんだけどさ」 と言いたくなるような記述をしてくる受験生が大量にいます。 内容とともに、書き方についても学んでほしい一問です。 (以下ネタバレ注意) + クリック(タップ)して続きを読む ...
2変数の扱い【独立2変数の扱いその1】【1990年度 東京都立大学】
問題はこちら(画像をクリックするとPDFファイルで開きます。) 不等式の証明形式で問いかけられていますが、結局左辺の独立2変数関数の最小値が5であることを言えばいいので、実質的には最大最小問題です。 独立2変数関数の最大最小問題については「予選決勝法」が有力な方針です。 「1つを変数、他を定数」 これが予選決勝法のキーワードです。 step1まず、他のもの(文字や点)を固定し、一つずつ動かしてそのときの最大(最小)を出す。 ここでは \(x , y\) の独立2変数関数の最小 ...
予選決勝法と固定の方法【円上の2点を固定する工夫】【1972年度 名古屋大学】
問題はこちら(画像をクリックするとPDFファイルで開きます。) シンプルな問題ですが、泥沼に嵌まりかねない問題です。 手なりに文字を設定すると \(A (\cos \alpha , \sin \alpha)\) \(B(\sqrt{ 3 } \cos \beta , \sqrt{ 3 } \sin\beta)\) \(C(\sqrt{ 3 } \cos \gamma , \sqrt{ 3 } \sin\gamma)\) とおくと思います。 もちろんここから三角形 ABC の面積を出して、独立3変数関数の最 ...