Processing math: 100%

解答速報

2024年度 東京大学理系第3問【対称性のある確率漸化式】

問題はこちら(画像をクリックするとPDFファイルで開きます。)

座標平面上をx 軸、y 軸、y=xy=-x を対称軸として対称移動していく動点 \mathrm{P} に関する確率の問題です。

良心的な誘導設問があるため、その誘導にきちんと乗れれば完答も無理はないレベルでしょう。

本問は p_{n} などの設定が問題文の段階では設定されていないため、漸化式を導入するか否かという判断は自分ですることになります。

本問は動点 \mathrm{P} は限られた点を推移していくため、自然に確率漸化式の導入を考えたいところです。

今回 (1) の結果を見ると、動点 \mathrm{P} がとりうる点の座標が8つあるため、スタートの点(2 \ , \ 1)  を\mathrm{A} として、そこから反時計回りに

\mathrm{B}, \mathrm{C}, \mathrm{D}, \mathrm{E}, \mathrm{F}, \mathrm{G}, \mathrm{H}

と名前をつけ、n 秒後にそれぞれの点にいる確率を

a_{n}b_{n}\cdotsh_{n}

とします。

このように、8つの数列を導入することになりますが、(2) で匂っている対称性を利用することで実質半分の

a_{n}b_{n}c_{n}d_{n}

という4種の連立漸化式の処理ということになります。

この連立漸化式の処理については手際が問われます。

解答はコチラ

-解答速報
-

S