場合の数・確率系 実践演習

復元抽出による番号についての考察【2019年度 秋田大学】

問題はこちら(画像をクリックするとPDFファイルで開きます。)

 

復元抽出(元に戻して取り出す)について扱う問題です。

今回は箱から番号付きのカードを取り出すという設定ですが、サイコロを振るということについてもある意味復元抽出と同じと見なすことができます。

サイコロを振るのも、箱から1~6の番号付きのカードを元に戻しながら取り出すのも同じことですから。

そういった意味で、目先のカードだのサイコロだのにとらわれることなく、復元抽出という大きな括りでの話題だと整理しておき、いざ出題されたときは判断できるようにしたいところです。

 

(1) ,  (2) は定番の話題です。

(3)はパッと見はパターン問題には見えないですが、手を動かして試行錯誤していくうちに、「例のあれかな」と記憶が刺激されるタイプの問題かと思います。

個人的にはこういった

「記憶に頼らないが、手を動かしていくうちに記憶が刺激される」

という問題が「演習」における良問の条件の一つだと思います。

難易度としては(1) ,  (2) は易、(3) は標準ですが、(3)については試験場でどこまで難問に化けるかという感じでしょうか。

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